今話題の「ぼくは麻理のなか」第1巻を読んでみました。
電気系某有名ブログなどでも取りあげられていたので、併せて周りの反応も見てみましたが、
感度はおおむね良好だったようで...
しかし、曲がりなりにも他者変身モノや男女入れ替わり作品を“生業”としているこちらでは
ただ単に「よかった」 「早く続きが読みたい」だけで、済ますわけにはいきませんw
TS視点で気になった点や良かった(ツボった)ところ、または次回への要望などなど‥‥
書きとめておきたいと思います。
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ぼくは麻理のなか(1) (アクションコミックス)![]()
まず全編を通しての感想ですが、さわやかな作品ですねぇ...
1話目だけは読んだことがあって、この先えーぶいのように、もっとドロドロとしていくのかと予想していたら。
2話目以降の展開の仕方には、正直驚かされました。
TS(変化)後の2話目に主人公(麻理)の着替えシーン、6話目にはお風呂のシーンがあるのだけど、それぞれ
「目をつぶる」 「目隠し」といった具合に、なかなかこちらの思うように事が運んでくれません(笑)
せっかく憧れていた女の子の姿になっているというのに、ちょっと「嘘〜ん」な展開でしたよね。
ただ、巻末の【あとがき】で作者の思惑や意向を知ることによって、頷けた部分はあります。(詳細はぜひ本書で!)
そもそもこの作品ってTSFとしては異例中の異例‥なのかも?
だって少なくとも1巻を読んだ限りでは“伏線”となる箇所がないだけに、どうして大学生である男主人公が
朝目が覚めたら、突然JKの体になっていたのか、まったくつかめてこないんですよね。入れ替わりなのか、
ヘンシンなのかさえも、わからない。
でも主人公は朝彼女の家にいたのもあってか、とりあえず「いれかわり」を前提としていたようです。
となると、当然あらたな“問題”が生じてきていることにも、彼は気づいてしまいます。つまり‥‥
「元の自分」はどこへいってしまったのか?
‥そう、1巻にかんしてはこの【自分探しの冒険?】が主でした。
んで、いちおう彼女に成りすまし、お約束の流れ!彼女の学校にも向かうわけですが、その前に‥‥
こちらは購入した際に付いていた漫画の帯です。
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【女子同士のスキンシップにトイレ談義、女子高生って楽しい!!】って書いてあるんですけど、
くだりを読んだ印象だと、あまり楽しそうにはしていませんでしたね(笑)。それよりも緊張の連続!って感じで。
でも後から冷静になって考えてみると「女子初日」でしたら、これが実情なのだと思います。
楽しんでいる余裕なんて、なかなかないでしょうし。そういった意味では作者はよく心理を捉えていたのかなと。
人生の絶望の淵から‥って感じのストーリーも、私はけっこう好きだったりして(例えばくたびれた中年おやじからJK、ホームレスからOLとか) 悲壮感漂う主人公から、学校のマドンナの姿になってしまう「ぼくは麻理のなか」も、これに該当します。
彼は麻理(の肉体)であることを誇りに、希望と少しばかりの下心も持って、今後を生きていってほしいですね(笑)
かわいいJKが大股開いて着席しているのに萌えるTSファンを除き、大衆にとってはエロスもさほどないので、
決して“ぬけ”はしないかもしれません。
が! 読み物としてはフツーに面白い。押見修造先生が描く、女子のイラストもかなり上質ですし♪
これからの展開にも注目してみます。
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感度はおおむね良好だったようで...
しかし、曲がりなりにも他者変身モノや男女入れ替わり作品を“生業”としているこちらでは
ただ単に「よかった」 「早く続きが読みたい」だけで、済ますわけにはいきませんw
TS視点で気になった点や良かった(ツボった)ところ、または次回への要望などなど‥‥
書きとめておきたいと思います。

ぼくは麻理のなか(1) (アクションコミックス)
まず全編を通しての感想ですが、さわやかな作品ですねぇ...
1話目だけは読んだことがあって、この先えーぶいのように、もっとドロドロとしていくのかと予想していたら。
2話目以降の展開の仕方には、正直驚かされました。
TS(変化)後の2話目に主人公(麻理)の着替えシーン、6話目にはお風呂のシーンがあるのだけど、それぞれ
「目をつぶる」 「目隠し」といった具合に、なかなかこちらの思うように事が運んでくれません(笑)
せっかく憧れていた女の子の姿になっているというのに、ちょっと「嘘〜ん」な展開でしたよね。
ただ、巻末の【あとがき】で作者の思惑や意向を知ることによって、頷けた部分はあります。(詳細はぜひ本書で!)
そもそもこの作品ってTSFとしては異例中の異例‥なのかも?
だって少なくとも1巻を読んだ限りでは“伏線”となる箇所がないだけに、どうして大学生である男主人公が
朝目が覚めたら、突然JKの体になっていたのか、まったくつかめてこないんですよね。入れ替わりなのか、
ヘンシンなのかさえも、わからない。
でも主人公は朝彼女の家にいたのもあってか、とりあえず「いれかわり」を前提としていたようです。
となると、当然あらたな“問題”が生じてきていることにも、彼は気づいてしまいます。つまり‥‥
「元の自分」はどこへいってしまったのか?
‥そう、1巻にかんしてはこの【自分探しの冒険?】が主でした。
んで、いちおう彼女に成りすまし、お約束の流れ!彼女の学校にも向かうわけですが、その前に‥‥
こちらは購入した際に付いていた漫画の帯です。

【女子同士のスキンシップにトイレ談義、女子高生って楽しい!!】って書いてあるんですけど、
くだりを読んだ印象だと、あまり楽しそうにはしていませんでしたね(笑)。それよりも緊張の連続!って感じで。
でも後から冷静になって考えてみると「女子初日」でしたら、これが実情なのだと思います。
楽しんでいる余裕なんて、なかなかないでしょうし。そういった意味では作者はよく心理を捉えていたのかなと。
人生の絶望の淵から‥って感じのストーリーも、私はけっこう好きだったりして(例えばくたびれた中年おやじからJK、ホームレスからOLとか) 悲壮感漂う主人公から、学校のマドンナの姿になってしまう「ぼくは麻理のなか」も、これに該当します。
彼は麻理(の肉体)であることを誇りに、希望と少しばかりの下心も持って、今後を生きていってほしいですね(笑)
かわいいJKが大股開いて着席しているのに萌えるTSファンを除き、大衆にとってはエロスもさほどないので、
決して“ぬけ”はしないかもしれません。
が! 読み物としてはフツーに面白い。押見修造先生が描く、女子のイラストもかなり上質ですし♪
これからの展開にも注目してみます。
