本でも、一般人が書くブログなんかでもそう。取りあげてる事柄がより“マニアック”であればあるほど興味がそそられます。
ブログ関連の本を良く読んでいた時期もありましたが、その多くの書物には『何かの分野に特化した方が良い』だなんて書かれていましたし、恐らくそういった意味のことなのだろうと思います。
たとえば野球だったらファンの全体像や気質に迫ったものより、流行りの「カープ女子」だけに固執したものの方が読んでみたい。‥まあこれは単に、私がヤローだからという可能性もありますけど^^;
この世に存在する様々な“匂い”について記された、「悪臭学」。
しかも、人々が嫌悪する“悪臭”にだけ目を向けた、まさにタイトル通りの本だったのですが、これがなかなか読み応えありました。
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悪臭学 人体篇![]()
マニア‥とはまた違うかもしれませんね。著者・鈴木隆氏は調香師※1という資格を持った、いわば香りのエキスパート。そんな肩書きを持った方が、なぜか悪臭にトコトンこだわっているのだから、笑えてしまいます。
※1.調香師(ちょうこうし)は、食品や香粧品の香料を調合する職業 wikipedia
悪臭の代表格、糞尿はもちろんのこと、足や頭といった我々の身近にある“微臭”程度のものから、しいてはヒトが最期に発する強烈な「死臭」にいたるまで、博識な著者がそれらの原理を突きつめています。
とりわけ可笑しかったのは調香師の彼が、なんと女性の“膣臭”を調合したという項。その際に引き起こしてしまった社内での大騒動。しかし、それが現代も多くの夫婦たちを悩ませている、ある解決策を見いだすための研究の一環であったとは...
性的なエロティシズムな匂いに関する記述も本書では多数見受けられます。
私は対象の相手が発する、匂いで欲情したりすることはあまりないのですけど、あえて云えば唾の匂いに萌えます。ただ“ダイレクト”ではなく、いったん肌などに触れたあとの匂いを嗅ぐのが好きという、少し?特異なケース(笑)。
彼女のマスクを偶然手にして激萌えしたなんて記事を、大昔に書いたことがありましたっけ。あのルーツは実はここにあったのですねw
同様な嗜好を持っている‥かどうかは判りませんけれど、睦月影郎の小説のなかに、唾や吐息を絡めた描写がたくさん登場していた理由(わけ)も、本書で納得!
そういえば「TS」という嗜好も、マニアックと云われれば結構そうなのかもしれません。ただそれ故に、人数は多くないながらも当ブログへも定期的に訪問してくださる方がいてくれるのでしょう。
もっとも私は鈴木氏のように「TS」を学術的に解くつもりはないというか、できないのですが(笑)、今後も自己流に、マニアックに発信を続けていこうと、あらためて思いましたね。
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ブログ関連の本を良く読んでいた時期もありましたが、その多くの書物には『何かの分野に特化した方が良い』だなんて書かれていましたし、恐らくそういった意味のことなのだろうと思います。
たとえば野球だったらファンの全体像や気質に迫ったものより、流行りの「カープ女子」だけに固執したものの方が読んでみたい。‥まあこれは単に、私がヤローだからという可能性もありますけど^^;
この世に存在する様々な“匂い”について記された、「悪臭学」。
しかも、人々が嫌悪する“悪臭”にだけ目を向けた、まさにタイトル通りの本だったのですが、これがなかなか読み応えありました。

悪臭学 人体篇
マニア‥とはまた違うかもしれませんね。著者・鈴木隆氏は調香師※1という資格を持った、いわば香りのエキスパート。そんな肩書きを持った方が、なぜか悪臭にトコトンこだわっているのだから、笑えてしまいます。
※1.調香師(ちょうこうし)は、食品や香粧品の香料を調合する職業 wikipedia
悪臭の代表格、糞尿はもちろんのこと、足や頭といった我々の身近にある“微臭”程度のものから、しいてはヒトが最期に発する強烈な「死臭」にいたるまで、博識な著者がそれらの原理を突きつめています。
とりわけ可笑しかったのは調香師の彼が、なんと女性の“膣臭”を調合したという項。その際に引き起こしてしまった社内での大騒動。しかし、それが現代も多くの夫婦たちを悩ませている、ある解決策を見いだすための研究の一環であったとは...
性的なエロティシズムな匂いに関する記述も本書では多数見受けられます。
私は対象の相手が発する、匂いで欲情したりすることはあまりないのですけど、あえて云えば唾の匂いに萌えます。ただ“ダイレクト”ではなく、いったん肌などに触れたあとの匂いを嗅ぐのが好きという、少し?特異なケース(笑)。
彼女のマスクを偶然手にして激萌えしたなんて記事を、大昔に書いたことがありましたっけ。あのルーツは実はここにあったのですねw
同様な嗜好を持っている‥かどうかは判りませんけれど、睦月影郎の小説のなかに、唾や吐息を絡めた描写がたくさん登場していた理由(わけ)も、本書で納得!
そういえば「TS」という嗜好も、マニアックと云われれば結構そうなのかもしれません。ただそれ故に、人数は多くないながらも当ブログへも定期的に訪問してくださる方がいてくれるのでしょう。
もっとも私は鈴木氏のように「TS」を学術的に解くつもりはないというか、できないのですが(笑)、今後も自己流に、マニアックに発信を続けていこうと、あらためて思いましたね。
